映画を見ました。
舞台はベルリンの壁が崩壊する直前、1984年の東ベルリン。
共産主義体制の国家に忠実を尽くし、シュタージ(国家保安省)の
局員として働く主人公。
そんな彼が反体制的な劇作家とその恋人を監視、盗聴する任務につく。
盗聴器から聞こえてくるのは、血のかよった人間の日々の営み。
愛情や友情、そして美しいソナタ。。。だんだん彼らの世界に共鳴していき。。
というストーリー。
ガチガチの共産主義体制に忠誠を誓っていた彼が強く心を揺すぶられるのは、
美しいものを美しいと、愛している人に愛していると、そう言える自由な世界。
でもそれって当たり前と思って生きている今の世界のことだよなあ。
好きな本を読んで、美しいものに感動して。。。
そんな世界に生きていることを感謝して明日からも生きてかなくちゃ、と
気付かせてくれたそんな作品。
「
善き人のためのソナタ」おすすめです。