もう何年越しになるのか、ずっと行きたかった
工房からの風。
やっと今年は行くことができました。
松本のクラフトフェアでもそうでしたが、どうも素敵な手仕事を前に
すると気持ちがそわそわして、どきどきして落ち着きがなくなるようです。
紡がれた糸やため息が出るほど美しい色に染められた糸から織られたストール。
思わず手を入れたくなるほど暖かそうなミトン。
すごくじっくり見てまわったつもりだったのに、
ああ、もっとよく見てまわればよかった、と不思議な後悔も。
そんな中でずっとお会いしたかった方にお会いすることができたり、
大好きな二人組にばったり遭遇したり、
森の中ではうれしいサプライズがたくさんありました。
こういう場所には素敵な方がたくさんいらしていて
そういう方の着こなしを見るのも楽しみのひとつ。
ああいうワンピース素敵だな。
あんなパンツが欲しいな。
急に服が縫いたくなり、思わず帰った夜中にミシンを踏んでしまいました。
結局悩んだあげくとても何かを選ぶことも出来ず、
’物’は私の元にはやってきませんでしたが
あの優しい、でもピンとはりつめた気持ちの良い場所の記憶は
ちゃんとここに残っている気がします。