歌舞伎を見た帰りそのまま人形町へ。
ヒナタノオトさんにどうしても行きたかったのです。
トントントン、と階段を上ると小さいけれど温かい空間が広がっていました。
美しく優しい手仕事をazuちゃんと交互にため息をつきながら
手に取ったりながめたり。何度もぐるぐると見て回りました。
入り口のところにかかっていたバッグ。
入ったときからずっと目が離せなくなってすぐに
富沢恭子さんの
柿渋のバッグだと気づきました。
ずいぶん前の天然生活で青空の下たくさんの染めた布が
たなびく写真が心に強く残っていました。

ごわごわとした柿渋特有の質感と太陽の光を何度も浴びたのであろう深い色。
ちょっとだけ柿渋染めをしたことがあるのでこれがちょっとやそっとで
出せる色ではないことだけは私にもわかります。
はぁ欲しいなぁ…
ふと横を見るとazuちゃんも少し細身の方のバッグを肩から
かけてため息をついていました。
買っちゃおっか?
最近なかなか思うようにおでかけ出来ない二人。
心がちょっとパンパンになっていたのか。
それとも久しぶりのおでかけの開放感からか。
買っちゃおうよ!
以上が私のお買い物のいいわけです。
でも何よりもこのバッグの持つ力に抗えなかった気がします。
人をひきつける力強い作り手の方のエネルギーを感じました。
少しずつ私になじむように大切に、私のバッグにしていきたい。